2013年01月15日

初銀ブラ

「銀ブラ」とは昔からよく聞いていた言葉だがそのブラがブラジルコーヒーのブラだったのを知ったのはつい最近のこと。てっきり銀座をブラつくブラだと思っていたのがまさかブラジルだったとは・・・。 というわけで初銀ブラしに行ってきたのだ。
カフェーパウリスタというこのお店、1910年創業ということは今年で103年!パンフレットに日本珈琲界の歴史を創ると大きな事が書かれているが調べてみると確かに大きかった!ブラジルの日系移民の推進に大きく関わり、現地でコーヒー栽培をすすめ、コーヒーを日本に持ち帰り、広めた熱き男の物語はかなり面白く興味深い。(本も出ているので興味ある方はそちらで。)
とはいえただのノスタルジックな思いで銀ブラしに行ったわけでなく、以前SCAJの会場で出店していたカフェーパウリスタのブースで飲んだ森のコーヒーというのがとても華やかで余韻があって美味しいコーヒーだったのでお店にいって飲んでみたかったのだ。
先ほどの100年以上前の熱き男の話に始まり、その後数々の文士や画家や文化人たちがテーブルを賑わしたり、ジョンとヨーコが東京滞在時に三日三晩通ってコーヒーを飲んでいったことなどなどあげればきりがないほどのストーリーがコーヒーそのものよりも先走っている感もあるがそれも含めてこのカフェとコーヒーの吸引力ということか。そしてかくいう自分も吸い込まれたわけだ。
そしてカフェを出る時は、冗談じみた「銀ブラ証明書」なるカードをしっかりと手にしていたのだった。
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2012年11月15日

田園調布のベッカライ シュタインメッツ

田園調布の街って独特のゆるりとした浮世ばなれした気が漂っている。
かってな思い込みだがいつ行っても穏やかに晴れている。そんなわけはないんだろうけど、雨や荒れた天気の記憶は勝手に消されている。こうして自分のイメージに近い記憶だけが残っていくのかなぁ。これを個人的には「雨男の法則」と呼んでいる。
まあそんないつ行ってもすてきな田園調布に大手アンデルセンが粉にこだわったパンとサンドウィッチのお店をつくったというのをきいてずっと行きたくてやっと行けた。ベッカライ シュタインメッツというややこしい名だがシュタインメッツとはドイツの特殊な製法の小麦粉のことらしい。粉もん好きとしては放っておけないでしょう。
さすが粉にこだわっているだけあってシンプルでストイックな品揃え。
サンドウィッチとクルミパンと食パンを買って、駅前の池のある素敵なベンチでさっそくいただきます!
何度も言うがさすが粉にこだわっているだけあってどのパンも粉の質と鮮度がよくとってもクリアー!
あとをひいてどんどん食べちゃってみるみるうちになくなった!
よい後味が池の水のチャポチャポという音とともに広がります。


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パテドカンパーニュのサンド、ハムとマリボーチーズと野菜のサンド、ウォルナッツ。
粉が優等生だから合わせる相手もかなり選抜されたんだろうなぁ。

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シュタインメッツトースト。
名のとおり焼くとおいしいけど焼かなくったってもちっとうまいのだ!

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2012年01月19日

いとしの労研饅頭(ろうけんまんとう)

愛媛の松山は幾度となく行っていて、そのつどいろんな所に訪れているが、毎回欠かした事のない、いや、欠かす事のできない名店(超個人的に)がここ、「労研饅頭たけうち」だ。
一個100円程度のなんてことはない蒸しパンなれど全14種、どれをとっても絶妙にやさしい。生地の余韻があとをひき、一口食べるやもう手を止めることができない。おそらくこの余韻、長年守られてきたという酵母菌によるものだが、俺の細胞にがっちりフィットしているのだ。この体が欲するあとひき感はそうに違いない。これをいただくためだけに松山に行ってもいいと思うくらいだ。
そこまでならお取り寄せして夢の全種類制覇も、と一瞬思うがそれは違う!その時そこで食べたいものを食べたいだけ買って食うにかぎる。とかく便利な世の中になり日本中の美味しいものが手軽に自宅で食べられるようになったけど、なんかどこかさみしいし、美味しいものは確かにどこで食べてもそれなりに美味しいだろうがどこか腑に落ちない。事情があってやむを得ないならともかく、その土地の美味しいものはその土地で食べたいものだ。味覚は環境やメンタルにとっても左右されやすいと思うので。子供の頃、少ないこずかいにぎりしめて行った駄菓子屋で一本10円のふがしを買い、時間をかけていろんな食べ方をして楽しんだ。そして大人になってから20本入りのふがしを袋ごと大人買いして食ったことがあるが、あの時の喜び×20には決してならなかった。むしろさみしかった。あたりまえだ。ちょっと例えが違うがそんな感覚にも近いかな。
あぁ、それにしても次はいつ食べられるかなぁ。まだ全種類食べた事ないんだよなぁ。


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素敵なたたずまい(大街道支店です)

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どうでしょう、このしっとり、ふんわり、むちっとした感じ。手前から白あん、よもぎ粒あん、うずら豆、黒大豆、バター。
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2011年08月31日

アトリエ・ド・マヌビッシュの食パンで再開

今年の夏はセミたちもどこか元気がない。
気づけばあの震災からはや5ヶ月以上が過ぎていて、直接被災したわけでもないのに震災以前の自分をどこか取り戻せないまま、過ぎる日々にあせってみたり、開き直ってみたり、がれき撤去を手伝いに行ってみたり、普段スルーしていた音楽が急に心にとまったり・・・。
国民全体が少なからずこんな精神状態になってるみたいだから日本の国としてのモチベーションをあげていくために、大きな事はできずとも元の生活を取り戻す事からはじめよう。

さあ、おいしいパンとうまいコーヒーを飲みにまた出かけよう。

やはり日本人の基本、食パンだ。
いつからこんなに食パン好きになったのだろう?昔は給食にでてくる食パンがどうしてものどを通らなくて、でも残したくないから白い所だけ丸めて食べて、耳の部分はポケットにつっこんで飼育小屋のアヒルにあげたりしていたくらいなのに。(パン作った人ごめんなさい!)
すこし前だけど仕事帰りに通りかかったアトリエ・ド・マヌビッシュというお店。ハード系から惣菜系までどれもこれもうまそうだけど今日のところは食パン一直線だ。
うん、ふつうにうまい!あまり好きな表現ではないがあえていう。あたりまえのことがあたりまえでない昨今、このふつうであることがとってもありがたいのだ。でもなかなかないんだな、このふつうが。
なんか解らないけど気づくと4,5枚食っちゃってる。なかはもっちりふわふわで、耳はカリッとシャープ。アヒルには絶対あげたくない!(こんどはアヒル、ごめん!)

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食パン(パン・ド・ミ)この美しきシャープなエッジ!


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2011年03月08日

丸山珈琲の豆と友人とバッハ

軽井沢に住む友人が丸山珈琲の豆を手みやげにやってきた。たまたま家から一番近くのコーヒー屋さんが丸山珈琲だったというおそるべき幸運の男で、澄んだ空気の中、毎日あのすさまじくハイポテンシャルな丸山珈琲のコーヒーをふつうに飲んでいる。
そんな彼が久々に東京にやってくるというので、では王道のカフェバッハに参ろうか、ちょっとまてどうせ南千住まで行くのならセットで行きたいところがあるのだ。俺のうなぎ人生ナンバーワンの尾花→バッハの王道の上を行く極道コースに道づれだ。
尾花に関してはここではあえて多くは語るまい。食後、全身でうなぎを感じながら、歩いて緊張感ただようファンキー泪橋交差点経由でバッハへ。いつ行ってもなんだかほのぼのしてしまう。近所の常連さんたちがいつものようにそれぞれの時間をすごしている。このお店に全国からコーヒーに取り憑かれた人々がやってくることなんてきっと知る由もなく。ただ近所においしい喫茶店があるから来て、メニューも見ずにホットちょうだいと頼む客や、俺みたいにメニューを凝視していろんなコーヒーを頼むコーヒーバカをも同様に受け入れてくれる懐の深さとプライドが店の中に漂っている。天然うなぎの余韻が全身に染みわたったころに飲むバッハのちょい濃いめのコーヒーが抜群にうまいのだ。マンデリン、そしてモカマタリを追加してゆったりくつろぎ満席のバッハを出た。
ふらふらと浅草まで歩き、今度は正ちゃんでにこみをつつきながら焼酎を飲んだ。
家に帰って、さっそくもらった丸山珈琲のコーヒーをいれた。ホンジュラスのグレゴリオ・マルティネスというグランクリュシリーズの豆だ。うーん、あいかわらずここの豆は強い!他にはないパワーを持っているのはなぜだろう。すこし薄めにいれて繊細で華やかな香りと酸味を味わいつつ、千住〜浅草の濃ゆーい一日を締めさせていただきました。
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posted by hoso at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー